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多摩区 ふじえ眼科コラムTOPICS 

結膜D:「白目が真っ赤に!」結膜下出血かもしれません(2019.11/6)NEWS

ふと鏡を見たら白目に血が出て赤くなっている、自分では気が付かなかったが周りの人から指摘された、こんな経験はおありですか?見え方もいつも通り、痛くもない。こんな場合は「結膜下出血」かもしれません。

1)結膜下出血とは?

結膜下出血私たちの白目(球結膜)には、血管がたくさん走っています。その血管が切れたり傷がついて出血し、結膜に血がたまった状態です。手足をぶつけて青あざができたようなものですが、結膜は透明なので血の色がそのままに、赤く見えて、皆さんびっくりします。


2) 原因は?

あざのようにぶつけて起こすこともありますが、全く思いあたるふしがないという場合がほとんどです。私も何回か起こしたことがありますが、原因は不明です。ふと鏡を見たら赤くなっていました。

3)結膜下出血ならあわてなくても大丈夫です

結膜下出血の特徴は、写真をのせましたが、面で赤いことです。結膜炎などで赤くなる場合は「充血」で、血管の血流が増えて太くなるため赤く見えます。


4) 残念ながら薬はありません

すぐ白く戻る薬があれば良いのですが、残念ながら有効な薬はありません。まさに青あざと同じで、時間をかけてひいていくのを待ってください。でも、結膜下出血なら、視力に影響することはないので大丈夫です。


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