147.瞼②:チクチク痛い、さかさまつげ
まつ毛が内側に向かって生えて、角膜に当たると、チクチクと痛みとても不快です。さらに、角膜に傷がつくと、視力が落ちることもあります。
1) 原因は?
さかさまつげの原因には、睫毛乱生、睫毛内反、眼瞼内反があります。それぞれに、見ていきましょう。
2) 睫毛乱生
瞼には、上下一列にまつ毛が生えています。その列が乱れ、数本が目に当たるのが睫毛乱生です。不快感が無く角膜に傷も無ければ放置して構いません。チクチクして痛い場合は抜きますが、必ずまた同じ方向に生えてくるのでまた抜かなくてはなりません。いたちごっこになります。3) 睫毛内反
まつ毛は一列に生えているのですが、内側に向かって生えているため、べったりと角膜に触れてしまうものです。これは抜いてもきりがありませんし、また生えてくると、短いまつ毛が目に触れるため、チクチクととても痛いです。私は、このような患者さんには、手術をお勧めしています。瞼を少し縫い縮めまつ毛が外を向くようにする手術です。なりません。いたちごっこになります。
4) 睫毛内反
小さいお子さんで、特に下瞼の内側に多いのですが、まつ毛が目に当たります。ほとんどの子供が、成長とともに学童期になる頃には改善して、当たらなくなります。小学生になっても改善しない場合は、親御さん・お子さんと良くお話をして治療方針を決めます。角膜に傷がつきそのために視力が出ない場合、痛みや不快感が強い場合は睫毛内反と同じように手術をお勧めしています。
(2022.5.5更新)