7. 遠視の話し
1) 遠視は遠くが良く見える・・・それは迷信です
近視は遠くのものがぼんやりして見えます。では、「遠視は遠くのものが良く見える?」 それは迷信です。遠視は焦点が網膜の後ろに結ぶため、遠くも近くもピントが合わない状態です。さあこれからホームシアターをひらきましょう。プロジェクターのピントをスクリーン代わりの壁に合わせました。ぴったり壁にピントが合っていればきれいな画面がうつります。でも間違えてピントを壁よりも1m奥に合わせてしまいました。壁にはぼんやりとした画面がうつります。これが遠視の目でみた状態です。
![]() |
図1 遠視の見え方 |
2) 遠視の原因
角膜や水晶体の屈折力が小さいため焦点が網膜の後ろになってしまう:これを「屈折性遠視」といいます。眼軸長(目の奥行き)が短いため焦点が網膜の後ろになってしまう:これを「軸性遠視」といいます。
3) 治療
ピントを前に持ってきて、網膜にぴったりピントが合うようにします。真ん中がふくらんだ凸レンズを使います。遠視の場合、近くも見づらく常に自分の目の調節力を使って見ているので、疲れやすく眼精疲労の原因になる場合があります。このような方が適正な眼鏡を使うと眼精疲労が軽くなるので、眼鏡をお勧めします。
![]() |
図2 眼鏡で網膜上にピントが合うようにします |
川崎市多摩区 ふじえ眼科 院長 藤江敬子 プロフィールはこちら
2010/07/22 更新
コラムトップへ戻る