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多摩区 ふじえ眼科コラムTOPICS 

目にも乾燥注意報:ドライアイ予防(2018.12/5)NEWS

12月になり、空気が乾燥してきました。オフィスは暖房が入りさらに乾燥します。ドライアイを予防して、快適に過ごす工夫の提案です。


1)ドライアイの症状

パソコン作業が多い、コンタクトレンズを使用している、こんな方は要注意です。パソコン作業では、どうしてもまばたきの回数が減り、目の表面が乾燥します。
自覚症状は、目の疲れ、異物感、かすみ、目の乾きなど様々です。

2) 快適な湿度は?

湿度が40%以下になるとウイルスの活動が活発になります。風邪やインフルエンザの予防のためにも40%の湿度は守りたいものです。逆に60%を超えるとカビが繁殖しやすくなります。快適な湿度は40%から60%、湿度計を見てこの環境を守りたいものです。
加湿器を使うのが一般的で、先日、家電店をのそいたところ、机の上でも邪魔にならない小さな可愛らしい加湿器がたくさん並んでいました。パソコンのUSBから電源を取るタイプのものもあります。私は自宅ではエアコンの吹き出し口の下にタオルを干しています。
マスクは鼻、のどの粘膜を乾燥から防ぐのにとても効果があります。


3) ドライアイの治療

メガネをかけるだけでも効果はあります。目の表面から蒸発する涙が減少します。ドライアイ用に顔と隙間ができないように工夫したメガネもあります。普段メガネをかける習慣がない方も、この時期はパソコン用のブルーライトカットのメガネを使ってみてはいかがでしょうか。
薬局で売っているドライアイ用の目薬を使うのも効果があります。眼科では、ドライアイ治療には人工涙液、ヒアルロン酸点眼薬を処方します。
さらにドライアイ症状の強い方には、ジクアホソルナトリウム(商品名:ジクアス)、レバミピド(商品名:ムコスタ)を使用します。この2剤は角膜上皮障害の治療、涙の安定性改善にとても効果があります。この薬については「コラム98.ドライアイ」で説明しています。どうぞご覧ください。

寒い冬、風邪やインフルエンザにも気を付けてできるだけ快適に過ごしましょう。





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