多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

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99.スギ花粉症

今年のスギ花粉の飛散量は例年よりやや多めとのことです。関東では2月10日頃より飛び始めました。予防法、治療法を考えましょう。

1) 予防法

スギ花粉症は、スギの花粉が鼻や目の粘膜について、そこでヒスタミンやセロトニンというアレルギーを引き起こす物質が放出されて起こります。鼻づまり、目の痒みといった症状がでます。
花粉症の一番の予防法は、花粉に接触しないことです。マスクをし、目が痒い方はメガネをかけましょう。症状が重い方はメガネと顔の間に隙間のない保護メガネが効果的です。この時期はドラックストアで売っています。
お天気の良い日は、洗濯物を天日干ししたくなりますが、午前10時頃より花粉が飛び始めますので、部屋干しで我慢したほうが良いかもしれません。
家の中に花粉を持ち込まないことも大切です。ドアを開ける前に、コートや髪の毛をはたいて、花粉を落としてから入ってください。

2) 点鼻薬

鼻の粘膜の充血を抑え、鼻閉を改善してくれます。ステロイド薬、抗ヒスタミン薬があります。使用法は1日1回点鼻のもの、2回点鼻のものが主流です。
鼻づまりがあると、仕事の能率も落ちます。この時期だけ点鼻薬を使い、スギ花粉症をのりきるのもよいでしょう。

3) 点眼薬

抗アレルギー点眼薬は2種類あります。ヒスタミンが放出されないようにする「ケミカルメディエイター遊離抑制薬」と、ヒスタミンの受容体をブロックする「抗ヒスタミン薬」です。どちらも効果があります。コンタクトレンズを使っている方は1日2回の点眼薬が便利です(コンタクトレンズをつける前、はずした後に点眼してください)。アレジオン点眼液は防腐剤を工夫してソフトコンタクトレンズにも影響がでないようになりました。
また、目の痒み以外に、まぶたの痒みを伴う方が少なくありません。弱いステロイドが入った眼科用の軟膏が効果があります。


以前のコラムにも書いていますが、症状が出る2週間ほど前、2月に入ったころから薬を使い始めると、シーズンたけなわになっても、薬の効果が高く、楽に過ごすことができます。


2018/03/07更新 )


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