多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

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40. ブルーライトとは?

私達は毎日、パソコンやスマートフォンを使っています。最近、「ブルーライト」という言葉を耳にし、ブルーライトが目に悪影響を与えること、ブルーライトをカットするメガネが売れていることが話題になりました。でも、ブルーライトとはいったい何なのでしょう。何故、目に悪いのでしょうか。

1) ブルーライトとは

私達の目が感じ、識別する光線の波長を「可視光線」と言い、400から800nm(ナノメーター、ナノは10のマイナス9乗です)、400nmは青色、800nmは赤色です。ブルーライトは400nm付近の波長の光になります。

2) パソコンやスマートフォンとの関係は?

ブルーライトはLEDの光に多く含まれ、したがってパソコン、スマートフォンを見ると、ブルーライトに目が暴露されることになります。

3) 何故、ブルーライトが目に良くないのでしょうか?

ブルーライトはとても光のエネルギーが強く、角膜・水晶体を通過して網膜に影響を与える可能性があります。以前、紫外線が目に良くないことは、コラムに書きましたが、ブルーライトも同じような悪影響を与える可能性があります。
もう一つ大切なことは、睡眠との関係です。人間の体は、眠る1~2時間前から、メラトニンというホルモンが分泌されて良質な睡眠に導いてくれます。ところが、ブルーライトを見ると、このメラトニンの分泌が抑制され寝つきが悪くなります。

4) 遮光メガネの活用と、眠る前はパソコン・スマートフォンを切る

前回のサングラスの活用法でも書きましたが、パソコンの画面を見る時は、遮光メガネを使用するのが有効です。私も今、JINSPCというブルーライトをカットする機能のあるメガネをかけてこの原稿を書いています。
忙しい現代人にはとても難しいことかもしれませんが、眠る2~3時間前からはパソコン・スマートフォンの画面を見ないようにすると、寝つきが良くなります。


メラトニンの話をしたので、次回は眼科の話題からは外れますが、良い眠りを得るために何を気をつけたらよいか、お話しします。

川崎市多摩区 ふじえ眼科 院長 藤江敬子 プロフィールはこちら

2013/5/16 更新

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