多摩区 中野島・登戸 ふじえ眼科

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110.スギ花粉がやってきました

2月、スギ花粉症の季節がやってきました。今年の関東の飛散開始予想は2月15日。辛い2か月の始まりです。花粉症の症状は、スギ花粉の飛散量と関係します。昨年の夏は猛暑でしたので、今年はかなり多くなると予想されています。早めの予防を心掛けましょう。

1) 予防①:花粉に触れない

スギ花粉症はスギ花粉が鼻や目の粘膜に触れ、そこで局所のアレルギー反応が起こることで引き起こされます。ヒスタミン、セロトニンというアレルギー反応物質が放出され、目の痒み、充血、鼻では血管が拡張して鼻水、鼻づまりがおきます。
むずかしいことですが、何よりも花粉にふれないことが大切です。目は花粉症予防用の顔と隙間のできないメガネの着用、鼻はマスクが有効です。

2) 予防②:家の中に持ち込まない


家の中に入り込んだスギ花粉もやっかいです。
花粉症のひどい方は、この時期は洗濯物の外干しは我慢、部屋干し、乾燥機の使用がおすすめです。
衣類や髪についた花粉も要注意。家のドアを開ける前に髪の毛、コートをはらって、花粉を落としてからドアをあけてください。花粉症のない方も、ご家族のために、協力をお願いします。

3) 飲み薬

抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の内服は効果があります。最近は第二世代の抗ヒスタミン剤と呼ばれる眠気の少ない薬剤で効果の高いものがあります。日常生活に支障をきたすようなら、こうした薬を使いましょう。

4) 点眼薬

こちらも抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤のものがあります。症状の初期は抗アレルギー剤、症状が強くなったら抗ヒスタミン剤が効果があります。
ただ、とても痒みが強い時は、1剤ではなかなか痒みがおさまりません。この時は、短期でステロイドの点眼を使うのが効果的です。

5)  点鼻薬

最近はステロイド薬の点鼻が主流です。朝1回噴霧するだけで鼻の粘膜の充血を抑え、鼻閉が改善する良い薬がいくつか出ています。患者さんにも好評です。鼻づまりは仕事の能率を下げるので、辛い時、こうした薬をうまく使って乗り切りましょう。

花粉症はまず予防、そして内服、点眼、点鼻をうまく使っていきましょう。

(2019/2/06更新 )


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